「手塚治虫展」に行ってきた

9月に入り、日中も涼しく、過ごしやすくなりました。

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今日は、福井市美術館アートラボふくいに行って来ました。
何度訪れても、崩れてくるんじゃないかと
不安になる建物です。

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目的は、「手塚治虫展」です。
玄関には、アトム!

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http://tezukaosamu.net/jp/news/i_372.html

“マンガの神様”と称される手塚治虫(1928-89)。
マンガ家であり、アニメーターである手塚は、
その作品に「人間とは何か」、「生命とは何か」などのメッセージを込めています。
没後20年以上を経てなお、日本はもとより世界中で愛され続けている手塚が描いた
さまざまな魅力的な物語やキャラクターたち。
本展は『鉄腕アトム』『ブッダ』『火の鳥』『ブラック・ジャック』
『ジャングル大帝』『リボンの騎士』をはじめ、
手塚治虫が生涯に手がけた膨大なマンガとアニメーションの中から
厳選した原画・映像・資料、さらには愛用の品などを中心に、
その歴史と作品に込められたメッセージの数々をご紹介します。
魅力的なキャラクターたちによって繰り広げられる「手塚ワールド」を、ぜひお楽しみください。

タイトル : FBCテレビ開局55周年・手塚治虫展
会場 : 福井市美術館(アートラボふくい)
会期 : 2015年7月18日(土)〜9月6日(日)
※休館日 : 7月21日、7月27日、8月3日、8月17日、8月24日、8月31日

もうすぐ終わっていまいますので、
急いでいて行って来ました。

手塚治虫先生といえば、
「鉄腕アトム」ですが、
私はあまり好きではありません。
理由は、子どものころにやっていた再放送のアニメが
怖くて見れなかったからです。
何が怖かったのかよくわかりません。
そのときの印象が強く残っていて、
今でも見るのをためらいます。

当時よく見ていたのは、
「キャンディキャンディ」でした。
諸事情で、今は見ることができない作品となってしまいました。

そんな私が、手塚先生を好きになったのは
大学生のころです。
一番はまったのが「火の鳥」。
特に好きなのが「太陽編」です。
この作品は、過去と未来を行き来する作品で、
最後にちゃんと二つの時代が結びつくのですが、
この結びつきがなんともいえません。

他は、「奇子」「ばるぼら」の作品。
どちらも、手塚治虫先生が売れなかったころの作品です。

今回の展覧会で残念だったのは、
先生の偉業を上手に展示説明はしてあったものの、
先生らしいエピソードは全く触れていなかったことです。

先生はとんでもない嫉妬タイプだったこと。
負けず嫌い。
かわいい先生のタッチが人気を失い、
やがて劇画タッチに時代をかっさらわれ、
苦しみながらタッチを変え、
生み出した主に後半作品のすばらしさ。

内容は、どれもテーマがしっかりとしており、
楽しんで読むのにはしんどすぎるものもありますが、
読み終わった後の、
ぞーっとする感じなど、
ここまで見事に世界観を描ききった先生は
いまだに存在しないのではないでしょうか。

そのほか、アニメ界がブラックになったのは、
先生が作った虫プロのアニメの価格が安すぎたこと。
というとんでもないことやっちゃったエピソード。

そういうお話が全くみえてこない展覧会だったのは
非常に残念です。
すばらしい人であることを
こういうとんでもないエピソードを交えることで、
私も頑張れば歴史に名を残せるのでは?
と将来頑張る子どもが増えるわけであり、
手塚先生はすごい人だよというだけでは、
学校にある二宮金次郎像となんらかわりません。

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とはいえ、
先生の直筆の原稿を間近で見れたのは
感動でした。
繊細なタッチで、細やかに、そして丁寧に
大胆に描かれています。

原稿は印刷されたものよりきれいです。
丁寧さに驚きます!

見終わった後は、
近くのパン屋さんへ行きました。

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はちのこ
http://hachinoko-pan.com/

住  所 〒918-8112 福井県福井市下馬3丁目1202
下馬中央公園近く
電  話 0776-97-8550
営業時間 am7:00〜pm7:00
定休日  毎週月曜日(祝祭日の場合は火曜日)
駐車場  台数45台

「はちの子」では、スペインの石窯職人が造った
本格石窯を使用してパンを焼いているそうです。
そんなことは、食べてわかりませんが、
モチモチした生地で、値段もおてごろ。
気取らないのがいいと思います。

カレーパンがおいしいですね。

最後に、
本日買ったお土産。
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本を二冊と、マグカップなど。
「手塚治虫が描いた戦後NIPPON」上巻・下巻
これは良いです!

下巻にある、
「ペックスばんざい」
笑えます!
「レボリューション」
ぞっとします。

ぴのこが好きです。
私は、ぴのこに生まれ変わりたいです。

アッチョンブリケ!