【カメラ・α7s2】SONYのα7s2借りてみた結果

もう1ヶ月ほど前の話になってしまいましたが、
SONYのα7s2をレンタルしてみた時のお話。

どうも、イマギッシュです。

暗部に強くてフルサイズセンサーのα7sに出会ってからというもの…
SONYに対する興味は増すばかり。
しかし、知れば知るほどカメラというのは難しいもので、
いつまでたってもなかなか思い通りに扱えないですね。
というか、知れば知るほど深くて底が見えなくなる…
しかし、底が見えないということは逆に覚える事がたくさんあるという事。
こりゃ楽しい限り!

時にその覚える事が広すぎて病む時もあります。
AfterEffectsのプラグインの無限さとか全部覚えるつもりでやってると
最終的に悟りの境地を目指していたかのような気にさえなりますよね(←エディターあるある
いや、そこは自分のやりたい事だけやればいいんですけどね、なんかこー、意地って言うか。
結局毎回使うエフェクトって大体似てくるんですけどね。
無理していいプラグインに手を出した結果、処理だけ重くなったとか(←エディターあるある
「やっぱマスクで1フレずつぬこうか」みたいな原点回帰が割と多い。(←徹夜コースあるある
それはさて置き。こちらα7s2。

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機材だのパソコンだのソフトってものは
いつまでも同じものを使い続ければ必ずしもいいわけでなく、
新しいものにチャレンジすることも大事!
という大義名分を掲げ、割と失血気味でレンタルしたα7s2。
某肥満気味マウントも一緒に。

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α7sは何度か使用したことがあり、
正直いつ買おうかずっと悩んでいたところに
2が出てしまったわけですね。
ただ、ホイホイ買える値段じゃないので
買うに値するのか比較してみようと思ったのが目的です。
5軸手ぶれ補正や120fps収録、単体で4Kもいけるとなると
聞く限りではすごいバージョンアップをしているとはワクワクしたのですが、
その検証結果(個人的感想)は以下の通り。

良かった&良くなった所
・ 握り心地が良くなった
・ FHDで120fps収録可能になった
・ 単体で4K(30p)が撮れるようになった
・ 5軸手ブレ補正が搭載された
・ LOG撮影がISO1600スタートになった

悪い所
・ RECボタンの配置は変わらず
・ バッテリーがすぐなくなる
・ 120fps設定時の画角が狭まる
・ 各種設定ボタンの配置
・ フォーカスアシストが機能しなかった…

以下、詳細(ただの感想)

握り心地とボタンの配置について

本体が若干分厚くなった分、握りやすくなった。
canonを使い続けてきて思う所は、やはり持ちやすさ。
三脚等に乗せてしまえば変わらんっちゃ変わらんのでしょうけど。
ふとした瞬間に「あ”っ!?」ってなるテンション。
今回はそれが若干緩和されたかな…(よかったんちゃうんかい)
それにしても許せないのはRECボタンの配置である。
というか何故α99のような形から外して
このようなメカニカルでポリゴンなフォルムにしたのか…
スタイリッシュで悶えるほど好きではあるけれども…。

4K及びFHD120fps機能について

FHDで120fps撮れるのは待望オブザ待望。
ただ、画角がものごっつ狭まる。
前もって計算して余計目に引いた場所に陣取らないと使いづらい。
このストレスは後々致命的な場面も出てくると思うので、
スロー好きでα7s2買うの考えてる人(そんな人おる!?)
搭載されて嬉しい反面、使い慣れるより背伸びしてFS5買う方が後悔はないはず。
FS5なら240fpsです!正直、私は今も悩み続けるこの120,180,240の狭間。
そして、4Kに関しては30pでありながら単体収録を可能にしたことはまっこと素晴らしい限り!!!
とはいえ…4K収録するならFS7あたりを使って初めて意味をなすのではと思う…。
まだ自分でもよくわかっていないのですが、FS7あたりの方が画が好き。
センサーサイズも違うし、値段の差も出ているのかもしれないですけど…
それとも、最近『一眼(フルサイズ)でやりました!』感の映像が目につくからなのか…。
あ、いや、それは企画・編集を抜いて言えることでもないですけど。

 

 

5軸手ぶれ補正やLOG撮影について

手ぶれ補正の威力はすごいです。
私が所有する70-200F2.8LはISがついていないのですけど…
あれ!?これIS付いてたっけ!???と間違える笑
手ブレついてないレンズが全部こーなるなら間違い無く7s2買うと安上がりです!!!
マウントによっては対応できないレンズはありますが、
そもそも70-200はIS付きかなしかで値段が10万くらい変わってくるでしょ?
だったらIS付いてないやつ買ってその分本体の値段に当てればお得ですやん!
そして、一番嬉しいのはLOG撮影におけるISOの設定が1600からになったこと。
これは本当にありがたい。
α7sに関しては3200スタートだったので、条件が悪いともはや暗部マスターどころか
一眼ムービーとしての資質に欠ける程の劣化具合だったので(ちょっと大げさ)
少なくともFS700同様2000スタートでないと使うのは難しいと感じていまして。
いくらLOGって言うても、ノイズ入ってたら意味ないですもん。←和歌山の教訓
LOGで撮るならそれなりの環境作ってやれよってことでもあるのかな…。
そもそもLOGってグレーディング工程を挟む分、撮って出しだの報道には向かないでしょ?
LUTぺって当ててペっと出力するのにどんだけ時間かかるの?っても思うけど、
1工程と作業が増えると色々かさんじゃうし、ブライダルの撮って出しに関しては1分1秒がハイリスク…。

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その他、諸問題について

さて、一番あいたたたなのはやはりバッテリーの持ちの悪さはむしろ安定感を感じます。
4K収録は今回しなかったのですが、
FHDで撮っててあの減りの速さでは…電源のON,OFFをこまめにしても減るもんは減るんですね。
むしろ電源のつけ消しが一番バッテリー食うのかな…
小1時間…いや!!!30分も経ってないぞあれ!!!
何カットかぶらぶらとテスト撮影しただけでバッテリー1本空っぽでした。
正直、バッテリーは3つ程予備買っておきたいですね。
4つあればまず半日は…いや、収録内容次第ですけど…。
α7s2で撮りっぱなしの仕事なんてしない…と思うので…思いたい。

それからこれはマウントのせいだったのかもしれませんが、
フォーカスアシストが反応しなかった…これはもうびっくり。
ただでさえ液晶ちっさいんですから、アシストないとピントが合ってるのか不安で仕方がない…。
どんなに解像度あげたってピントずれてたら何の意味もないですし、
4Kなんてますますシビアになってくるんですから…
とはいえ、メタボーンはそもそも全レンズ対応ではないですしね、
確かにTAMRONの10-18は対応してないし、絞り変えれただけ良かったのか…。

あ、それからあれですよ!
ガイドフレームの野太い感じはいい加減スタイリッシュにならんのかを毎度感じる…
これはもーどの本体もそう。せめてあと半分でいいんじゃないだろうか…。
α7シリーズって見た目スタイリッシュでもこーゆー細かいところが…。
それとも、あれは皆さん見やすいんでしょうか…。見やすいってなんなんだ!??

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さて、思いの丈はこんなところでしょうか…
ずいぶん長く書いたので本文くまなく読んでいただいている方なんてよっぽど物好きですよね…。
こんな拙い感想文を読んでいただき、ありがとうございます。
LOGも120fpsも編集機に打ち込んでないのでぶっちゃけ撮っただけの感想にしかならず申し訳ありません。
もう少し具体的に比較動画とか作れればいいのですが、次回、考慮します!

それにしても、時代の流れは早いもので、
2年前すげーすげー言われていたGH4の4K騒ぎも
今では4K(しかも60p)撮れないの?ダメじゃんこのカメラ…
みたいな風習すら流れているという…正気の沙汰じゃないでしょ。

私が大学生の時なんてDVテープで撮影して
200GBの外付けHDDすげー!たけー!みたいな約8年前。
あの頃ってこんな1年単位でスペック変わってたんですか?
大学・大学院時代〜制作会社時代はカメラはほとんどノータッチだし、
当時、ビデオα的な情報源を求めもしなかったからさっぱり知らないのです。

卒業研究の一環でハイスピードカメラについて触れた時は、
「こんなもん一生触ることできねーじゃん」と諦めていましたが、
この時代の流れではファントムを2,3万とか安くレンタルできる日もすぐそこなのかもしれませんね。
早くそんな時代来ないかなー…
その頃には他の周辺機器も何もかもわかっているのかもしれませんけど。
いずれその流れに一石を投じる存在となっていれるよう
今はとりあえず日々練習と制作に励まなくては。

 

イマギッシュより