【地方・映画】地域活性化の為に作られるPR動画について

インドア派の私に対して、破壊的距離を歩かそうとする企画から1週間が経とうとしています。
ようやく筋肉痛が収まりを見せております。

どうも、イマギッシュです。

地元の方の応援がこんなに心に響くものなのかと
改めて愛の深さを思い知らされたわけでございます。

さて、勝山の平泉寺から東尋坊までの道中には様々な福井の要素が詰まっております。
文化遺産だったり、恐竜だったり、グルメだったり…
他県に負けない魅力がたくさんある福井なのですが、
果たして県外にどれほどその魅力が伝わっているのでしょう。
ちょっとこちらの映像をご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=7vi7QdgRS1Y

 

で、本日のブログは個人的精神論みたいなものなので
ようは「地域活性用の映像ってなんでこうなるの?」ってことなので
お急ぎの方はこちらのサイトをご覧ください。
業界あるあるってだけの話かもしれませんが
時間を忘れて読み漁ってしまったのでつい。
太田隆文さんという映画監督のブログです。

町おこしのための地域映画が成功しない理由?

さて、
あの有名タレントの剛力彩芽さんを筆頭に、
福井出身の津田寛治さんも出演するドラマがyoutubeで公開されております。
福井新聞のネット記事より参照するに、
「世界に誇る福井の中小企業をPRし、若者のU・Iターンを促す…うんぬん」
文中にU・IターンとI・Uターンが混在しているようですが理由があると思うのでスルーするとして。

テーマが「Uターン」ということで、
見ていると飯は美味そうだし、幸福度もあるみたいだし、恐竜パークも大野城も素敵だしで、
これじゃUターンしてこないやつの気が知れない!と言わんばかりの内容です。

福井の大企業、中小企業は世界だったり国内ですごいシェアを誇っている会社がたくさんあります。
そんなもんが!?というものでシェアを誇っていたりするのをこの歳になって改めて気づかされることも。
市内生まれだから当然知っているわけではないのです。
意外に知られざる底力を持った福井の企業は多いです。

メガネや繊維業は定番として、
工作機械メーカーやベルトコンベアシステムなどなど、
IT関係もかなり強いだとか…
全然知りませんでした。
仕事を通して初めて知りました。

だったら若い人らはUターンしてきても働く場所に困らないでしょう。
「若い人」って括りがどのあたりかが謎ですが、私の年齢層を踏まえていいのであれば
30代前半〜40代手前でしょうか。

私の幼馴染あたりの友人も半数がUターンして働いています。
先生や医療事務、折戸開発やトルクコンバーターの開発などなど…
私も映像でUターンしてきた身です。

空気キレイで水もうまいし住みやすい。
働き口もあって子育てもしやすい。

完璧やん。

これ以上何が必要ですか?
家も建てれますよ、マイホーム。
最近は土地セット2,000万きってますよ。
一生働けば返せるでしょたぶん。

さー、福井出身の若者たちよ。
都会は疲れたろ…7-Dで一緒に働こう!
「Uターンしてきた編集マンです」で、もれなく焼肉連れて行きます。
ただし、おごるとは言っていない。

て、そんなことが言いたいのではなく、
そんな福井の魅力を全国にアピールする為に
様々なPR動画や宣伝映像が制作されております。
どれも素敵な映像で「あー、そうそうそう…」みたいな福井人あるある的な。
福井の人が見たらそりゃ跳ねて喜ぶわけで、
東尋坊・越前蟹・そば・永平寺・一乗谷遺跡・恐竜…
それはわかったよと。

どのコンテンツ見ても上記の鉄板ネタが必ず使われていることに疑問を感じる。
正確には鉄板ネタをねじ込んだ結果、この映像のテーマって結局何だったの?と思う事。
隠し味程度でいいんじゃないのか?そーゆーのは。

と…、成果物を激しくディスりたいのではないです。

同じ畑であれば背景も見えてきますし、
時間、予算、クライアント、代理店、様々なしがらみで
最終的に当初とまったく違う方向へ舵を切りざるおえないこともしばしばあります。
引き受けた以上、お仕事である以上、自分の好きな方向だけ行けるわけではないですから。
そんなに自分好みのものを仕上げたければ自分の時間に勝手にやればいいわけで…。

そうこういつも自分の中で葛藤を繰り返して過ごす日々の中で(←その時間でなんか作れよ)
とある記事を見つけて「あー…ほんとそれっすわ」と、
まるで手を合わせたくなるような内容でした。
ので、お時間あるときにでもご覧ください。
特に映像関係で生計を立てている方は最後まで(①〜⑩ありますので)熟読されると涙もんです。
笑いあり、涙あり…。

 

町おこしのための地域映画が成功しない理由?

 

さて、太田監督のブログを読んでいただいた上(①だけでもいい事にしましょう)での話です。
最初にご覧いただいたドラマは剛力さんを始め、制作陣も県外の方が多いようですね。
このドラマを制作するにあたりどこからどれほどの予算が出てどこへ行き、
結果、福井にUターン(もしくはIターンたらJターン)の若者は何人きた(もしくは来る)のでしょう。

いいものを作ることは大事ですし、こーゆーコンテンツはないとダメだと思います。
が、福井に帰ろうとか住みたいなーと悩んでいる人のもう一押しは
映像とかご当地ゴリ押し要素の観光グルメ優良企業じゃないと思うんですね。
もっと根本的に「住みたくなる」って事を考えるべきなのでは。
私も含め。

自然とかグルメなんて比べられたら福井が1位じゃないでしょ別に。
越前蟹食えるからって住むの?東京でも食えるわ。
ショッピングどこですんの、駅前か?エルパか?楽天見てんだろ若いやつ。
だからって都会がいいというわけではない!!!

私は見慣れた東郷近辺の田んぼや畑の風景が好き。
山奥や海、川にすぐ手が届き、生まれ育った感謝が福井にあります。
田舎なめんなよ!!!アスファルトで育った都会の鍵っ子どもめー!!!
でも都会の摩天楼もちょーかっこいい!六本木とか住んでみたいよ!
ビルや住宅がずっと続いてるあの絶景は目に焼き付いて離れない!

結局何が決め手なのかわからなくなりました。

個人的行ったことある住みたい都道府県ベスト3

1.東京
2.和歌山
3.富山

おおおおい!!!!
都会への憧れ強すぎだろ!!!!!

 

イマギッシュより