【iPhone6s・映像】iPhoneだけで撮影したらどんな映像が作れるか実験してみた!

あけましておめでとうございます。
皆様、2016年をいかがお過ごしでしょうか。
福井は例年ですと雪で大変な状況になるはずなのですが、
今年はどーしたことか、まだ一度もかまくらが作れていません!!!
ちなみにこちらが現在の福井市を県立大学近辺から撮影した様子
IMG_3020

 

 

 

 

 

 

 

 

これじゃーせっかく変えたスノータイヤもアスファルトに削られていくばかり…。
あったかいですねー、晴れ間が見える冬!
世の中「暖冬だ」「暖冬だ」と言われておりますが、
私の財布の中だけは未だ寒い状況が続き、今にも雪が積もりそうですよ。

どうも、イマギッシュです。

あれほしい、これほしいと欲求は尽きないのに
こんな状況ではいっこうに機材が買えない…
あげくiPhoneは壊れて結局新しいの買っちゃったし、
iMacの調子もなんだか怪しいし…
先行きを考えるとまずは編集機を新調して、ダヴィンチやAdobeを投入してプラグインも…
それだけでなかなかの出費になるのでカメラなんてもっての他…
そういえば、ドローンほしいなんて言ってたっけなぁ…
こうして追い込まれたイマギッシュがたどり着いた境地が
そうだ、iPhoneで撮ればいいんじゃね!?

嘘です。

そんな薄っぺらな(しかし現実問題として見て見ぬふりはできない)話はさておき、
iPhone6sに搭載されているスローモーションって機能が目についたので
試しに使ってみようかなと思い立ったわけです!

iphone-6s-sim-free-price-simulation

 

 

 

 

 

 

最初は半信半疑だったのですが、思いもよらぬ展開となりました。
とりあえず、ご覧ください。
iPhone6sだけで撮影した映像です。

 

こんなわずかご飯粒程度のカメラで4Kだの240fpsが撮れるだなんて…。
恐ろしい時代ですね、本当に恐ろしい…。

screen-shot-2014-09-22-at-9-14-58-am

 

 

 

 

 

 

 
編集はなぜかAdobeのAfterEffectsを使っていますが、
グレーディング処理やエフェクトの類はほとんど使っておりません。
ほぼ撮ったままです。
じゃーなんでAfterEffectsなのってのは突っ込まないでください。

当初は編集もiPhoneに入ってるiMoveでやろうと思ったのですが、
使い方がわからない(←覚えるのがめんどくさかった)ので、ええやんアフターでってなりました。
文字の出し方やトラジッション機能が思うように動いてくれなかったので…(←ちゃんと使ってはみました)
なので本当はiPhoneだけで映像作った!ってタイトルにしたかったのです。くやしぃ…

さて、iPhoneだけで撮影してみた感想としまして…とにかく「衝撃」だったのですが、
いくつか注意点を…。

 

1. スローモーション(240fps)はFHDじゃない
編集時に気づいてしまったしまったと頭をかいたのですが、
240fpsになるとさすがにFHDでは撮れない様子…(ある意味少し安心もする)
1280×720になるのでお気をつけください。

 

2. ノーマル撮影(FHD)の素材は編集でスローにできない
これもだよねーな話なのですが、
ノーマル撮影した素材にtwixtorかましたら…と思ったのですが、
あくまで30p(もしくは60p)なので当然ジャギりました。
実は最初のカットの草の端っこが少しにじんでいるのは強引なスローの結果です。

 

3. スロー撮影は容量がでかい
当然な話なのですが、スローモーション素材は容量がでかいです。
ほいほいと撮影しているととんでもないことになります。
ところで、レンズ交換式の高けぇカメラでも最大何秒とかの撮影時間の制限があるのですが、
iPhoneのスロー撮影…これバッテリーか内容量の限界まで撮れちゃうんじゃないでしょうか…。
そんなに撮らないでしょうけど、撮りっぱなしにできるのがすごい…。

 

4. 電池・バッテリーの持ち加減
ノーマル撮影・スローモーション撮影を2,3時間程あーでもないこーでもないしていたのですが、
全然問題なく持ちこたえてくれます。
撮影しっぱなしにしたら別でしょうけど、撮っては止め撮っては止めで2時間です。
もちろん、2,3時間もやってれば残り10%とかになりますので、
充電環境を整えた上で取り組みましょう!電話がきた瞬間にチーンってなりますよ。

 

5. ピントをロック
iPhone5からかピントをロックできる機能がついていまして、
ロックして立ち位置を変えると動画の途中のボケボケの画が撮れたりします。
被写体と背景の距離次第では一眼ムービーさながらボケみのあるいい感じの動画も撮れりゃったり…。
ただ、撮っている様はなかなかのもんですので人気のないところじゃないと嫌ですね…。

 

6. スタビライザー機能もしっかりしてる
撮っている最中は小刻みの手振れが目立ったので「まー、手持ちだもんなぁ」と思っていたのですが、
再生するとそうでもないことにビックリします。
パンや根性スライドもがんばればそこそこなものが撮れると思います。
ただ、補正が強力(?)な故に、時々こんにゃくみたいな動きになる事も…。
車のサイドガラスに貼り付けて撮影していたのですが、
凹み等でゆれた際にぷるんってなることがありますw
ぷるんって表現が正しいかは実際にやってみて判断してください!

 

7. 露出補正やフリッカー
晴天時の屋外ならほとんど気にしないでいいのですが、
屋内での撮影、とくにスローの場合はフリッカーに気をつけてください。
大阪に行った際に実は試験撮影していたのですが、
LED照明が潜んでいると思わぬところでミスショットに繋がります。
ちなみにフリッカーの例がこんなヤツです。

と大きく7つ取り上げてみました。
細かいことはやってみて気づくことだったりもするので、
iPhone6sもっている方は試しにやってみてはどうでしょう。

さて、
こうして、「誰でも」「手軽に」「すぐ」「みんなで」「共有」という単語がやたら増えてきたカメラやパソコン関係の業界。
我々プロフェッショナルは何をもってプロフェッショナルであるのか。
素人やアマチュアの垣根はどこにあるのでしょう。
次回は私の精神論が新年早々うっとうしく綴れます。
ご期待…されると恐縮なので時間があったらご覧ください!

イマギッシュより