これからの映像業界

映像をやっていて、
これからの映像業界について述べるのは
すごく怖いことです。

怖いです。
けど、今日は、それについて
少し述べたいと思います。

その前に、
ネットなどでよく取り上げられる
「20年後になくなる職業」

たとえば、
ビデオ、DVD、CDレンタルショップ。
CD販売店。

データで購入できる時代になり、
特に、CD販売店と言うのは
見られなくなりました。

また、受付員、レジ員。
現状、全て自動でできるはずです。
人件費を考えたらいらないと思います。

とはいえ、
一気に機械化すると
現時点で働いている人が失業してしまいますから、
人道的に機械化しないというのもあると思います。

けれど、10年後、20年後となると
なくなっていくでしょう。

昔は、電話をかけると、
交換手がでました。
今は、いません。

車がないときには、
馬に乗ったり、
かごに乗ったり。
人一人の移動に対して
たくさんの人が動きました。
今は、いません。

なくならないであろうと思える職業は、
人ならでは、
人でしかできないこと
と言うことになります。

命にかかわること。
もしくは、
人道にかかわること、
宗教的なこと、
政治的なこと
ここらへんかと思うのです。

ですので、
映像の仕事も
ゆくゆくは淘汰されると思います。
そんな、すぐにじゃないだろうと思うでしょうが、
淘汰されると言うことがわかっていると言うことは、
有能な人材が集まらないと言うことであり、
思っている以上に早く
淘汰された時代が来ると思います。

カメラマン。
これは、10分の1以下の人数になると思います。
写真も、映像もです。
いまや誰もが簡単に撮影できる時代です。
ショルダータイプのカメラじゃないと
プロらしくないとか、
機材の価格、3000万とかそんなことしか言えない人は
仕事も減っていくだろうと思います。

私は、おそらく、
ものすごく優秀なわずかな専門家(カメラ、照明、音声)と、
ディレクターだけが残るのだと思います。
映像をつくるのはディレクターなので、
ディレクターがほぼ全部やるという感じです。

中国では、
自動でベストなタイミングを計算して
写真を撮るという優秀なカメラがすでに運用されているそうです。
これは、アート的な映像以外の場、
即時性と正確性を要するニュースの場、
以外では便利です。

セミナー、講演会、ブライダル、式典。
このあたりではとても使えそうです。

技術的には、
日本もアメリカも劣ってはいません。
しかし、進化を妨げるものがあります。
それが、人件費です。
無人の優秀なカメラをどんどん入れてしまっては、
多くの人が失業します。
多くの会社が規模を小さくするか、
倒産するかしかありません。

でも、遅れはしますけど、
徐々にそういう時代が来ると思います。

で、あえて、そういう時代の中で
淘汰されるであろう映像に残るにあたって。

常に移り変わる時代にあわせて
自分ができることを模索しながら
常に勉強して社会に貢献していきたいと思います。
勉強・・・
何も、ただ同然で仕事するってことではない。
やっぱり、結局、まとめというか
オチのないはなしになってしまいました。
やはり、怖いのでしょう。
本当のことを書くのは。