写真と動画の違い

先日、写真が上手く撮れないのですが、
どうしたらいいでしょうかという質問を受けました。

私は、カメラマンが本業でもないですし、
カメラを使っているといいましても、
写真ではなく、動画ですので、
それは、写真のカメラマンに聞いてもらったほうがいい
とお話ししました。

しかし、そのあと、
なかなか、返答が難しい言葉が帰ってきたので、
びっくりしまして、

「動画も写真の連続じゃないですか?」

なんとなく、それは違うんだけどなと思ったのですが、
上手く返答できませんでしたので、
しばらく考えて、
文章にまとめた次第です。

ズバリ、何が違うかといいますと、
ひねくれた答え方をすると
動画には形式がいっぱいあって、
写真の連続ではない場合もあります。
インターレース処理されたものは、
写真の連続ではありません。
切り取っても写真になりません。
だから必ずしもそうとは言えないから違うという答え方が一つ。

プログレの場合なら確かに写真の連続になりますが、
ぶっちゃけ、1秒間に24から30、もしくは60枚、
スロー撮影なら、240枚、それ以上の枚数をおさめてることになります。
それを一枚一枚確認して撮影できるほど、視力はよくないので、
まあ、無理です。
編集時は、1フレを見ることができますが、
撮影時は、ファインダーも小さいですし、それはまあ難しいですわ。
撮影時に、1フレというミクロな考え方、
まあ、それも確かに大切なんですが、それに重きを置いて撮影することは
少ないです。
という答え方が2つ目。

ただ、この答え方の2つ目は、
動画1フレ1フレ見れなくても、
撮ってる動画は全て画角が決まってないとダメなんじゃないのかという
ニュアンスのことを言われると、答えになりません。

ただ、
ただですね。

写真と、動画では伝えるべき情報が違うはずなのです。
(写真については学んだことがないのでわからないので、
ここではあえて、はずと書いています)
動画は
「流れ」です。
撮影時に、編集のタイムラインであったり、
ナレーションであったり、
音楽であったり、
そういうものを上手く引き立てる為に
動画をどうとっておき、どう並べるかを考えて撮りますから、
画角のかっこよさは確かに重要ですが、
写真と比べると
若干違う切り取り方をしているはずなのです。

写真の場合だと、例えば、チラシや、アルバム等にどう配置するか
考えて写真をとるという感じでしょうか。

ですから、動画を取れるから写真を取れるとは限りません。
それで、じゃあ、カメラマンの技量が低いのだと判断されれば、
それも一理あるのではありますが。
似てるものを使用しているので
似ているようですが、違うものです。

ぶっちゃけ、まあ、動画だけじゃなく写真も勉強すればいいんですけどね。

人にはセンスってものもありますからね、
一概には言えませんけどね。

まあ、全く違うものです。

映像やってる人間に、
バンド出身や、演劇出身が結構多いんですね。
写真より多いと思いますよ。
流れを組み上げれるかどうかだと思いますね。