映像を作ることになった人のために 8

映像って、デジタルな世界です。
でも、アナログなところもたくさん併せ持つ、
難しい世界です。

そんなのどこも同じものなのかもしれませんが・・・。

映像を作ることになった人のために 
このシリーズは、あくまでも、映像を作らなきゃいけない立場に立ってしまって、
映像制作を外部に委託する時の豆知識を書いているものです。

で、私が女性ということもありまして、
クライアントは、デジタル関係に疎い女性という人向けに書いています。

業界的に、映像を制作しているのは男性が多いです。

女性がクライアントで、
製作者が男性というケースが多く、
感性の違いでいざこざが起きることが多いように思います。

男性は、女性は何でもかんでも可愛いと表現する意味がわからないとか、
可愛い子連れてきてと言ったらブスだったとか、
日常でもよくあるパターン。

なので、曖昧な問題が起こる可能性が多い
形容詞を使って依頼をするのはなるべく避けるべきです。

可愛い、綺麗、スタイリッシュ、かっこいい、こういうバブル期のテレビの勘違いプロデューサーを思わせる表現はダメです。

まず、参考の動画、チラシなどを探してきて、こんなイメージとものを見せます。
次に、形容詞をなるべく数字や名詞に置き換えて伝えます。

可愛い動画を作ってください。
これを、
色合いは、白ベースに、薄いピンク、
音楽は、ポップなもの、例えるなら、西野かな。
動きは、派手な方がいいので、キラキラ光る星のようなものを散りばめてください。

自分の感覚で良いので、
なるべく明確に伝えます。

細かく伝えてあった方が、行き違いがあった時に、
なぜそうなったか、その原因を掴みやすくなります。

で、気に入らなかったら、こう言ってやるのです。
男性のデジタルに強い製作者は、デジタルなことを並べて言い返してくることが多いですから、
こう言ってやるのです。

「昭和ですね」

これは、デザイナーとして一番傷つきますが、
言い返せないワードです。
ムカついた時は、このワードをお使いください。

「ださい」というと、相手は腹たち言い返してきますが、
この「昭和ですね」これは、恐ろしい破壊力があります。