猿の惑星: 新世紀をみた

猿の惑星: 新世紀

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%8C%BF%E3%81%AE%E6%83%91%E6%98%9F:_%E6%96%B0%E4%B8%96%E7%B4%80

人間と同様の知性、そして人間に頼らないエイプ(猿)としてのアイデンティティを得たチンパンジーのシーザーが仲間とともに人類に反旗を翻してから10年後・・・。
ある日、猿達の集落に武装した人間が侵入し、巡邏していた猿に怪我を負わせるという事件が勃発。シーザーは軍勢を率いて人間の集落へ赴き、「エイプは争いを望まない。二度と近づくな」と互いの不可侵を宣言して去る。
それでもなお再び侵入してきた人間の一人マルコムを捕え、事情を尋ねるシーザー。
実は、猿の集落内に水力発電施設があり、燃料が尽きかけていた人間達はどうしてもそれを使用可能にする必要があった。
三日間だけの猶予を与えられたマルコムは、作業許可を得る為に猿の集落を訪れたのだった。

 

 

 

 

今回の猿の惑星: 新世紀は、
1969年から始まった猿の惑星シリーズとは別のシリーズとして始まったもので、
今回が2作目。
3作目は2013年に公開予定のようです。

当初、猿だしな・・・
と思ってみていたのですが、
物語が進むにつれ、
猿が人間に見えてくるのです。
表情豊かな演技がとてもすばらしい。

こちらのメイキングを見るとわかるのですが、
CGなどの技術面だけでなく、
演技をする役者もまたすばらしく、
両方あってこその作品だということがわかります。

ネットでの評判も良く、
シーザーこそ、現代で最も求められている理想の上司像だともいわれえいるほど。

これは、オススメ★★★★です。

猿の惑星は、
1968年に公開されたフランクリン・J・シャフナーの監督による作品が最も有名です。
この映画はシリーズ化され、
①猿の惑星 Planet of the Apes (1968)
②続・猿の惑星 Beneath the Planet of the Apes (1970)
③新・猿の惑星 Escape from the Planet of the Apes (1971)
④猿の惑星・征服 Conquest of the Planet of the Apes (1972)
⑤最後の猿の惑星 Battle for the Planet of the Apes (1973)
と全部で5作発表されています。

時間軸が発表されたものとは異なり、
③新・猿の惑星 Escape from the Planet of the Apes (1971)
④猿の惑星・征服 Conquest of the Planet of the Apes (1972)
⑤最後の猿の惑星 Battle for the Planet of the Apes (1973)
①猿の惑星 Planet of the Apes (1968)
②続・猿の惑星 Beneath the Planet of the Apes (1970)
というのが物語としての流れになっております。

最後の作品が発表されたのが1973年ということを考慮すると、
スターウォーズシリーズ、ターミネーターシリーズ、
もしかすると、バックトゥザーフューチャーシリーズなども
2,3作目で1作目の時代より前を描くという猿の惑星シリーズの影響を受けて
シリーズ化されているような気もします。

といいますか、これは、刷り込みというか、
演出法の遺伝子というものか、
そういう類のように思えます。

こちらも是非見てみたいと思います。