TVCMの納品がXDCAMに変更になり、しばらく経ちますが、
完パケ専門の業者がある都会と違い、
地方では、自分でXDCAMデッキを使ってパケる業者が多いと思います。
私は、仕事柄、いろんな方のXDCAM書き出しに立ち会うことが多く、
その際、エラーで局から返されたという事例を多くみてきましたので、
エラーになるケースを記しておきます。
1、完パケ作業をMacでしない方が良いようです。理由は、Macで書き出し作業を行うと、Mac上では見えないファイルを生成するからです。(冒頭に_がつくようなファイル)関係ないファイル、もしくは、複数のファイルをXDCAMに書き込むと局でエラーになります。
2、10桁コードには存在しない英数字があります。10桁CMコードは数字とアルファベット大文字半角を使って表示します。 ただし、アルファベット「I(アイ)」「O(オ―)」及び「‐(ハイフン)」「 (ブランク)」は、数字と混同されるため使用できません。(共通コード管理センターのHPより)注意してください。
3、CMタイトルは、全角のみ
4、カラーバーのラウドネス値は−20です
5、本編のラウドネス値は、−24ですが、極端に高いところや低いところがあると、エラーになります。
あと、動画制作が一般の方でもできるようになって長いですが、
TVCM制作は、一般の方ではできないものです。無理してやるといろんな方に迷惑をかけるので
スタジオに出しましょう。
TVCMやテレビ番組制作には、YouTubeに上げる動画とは違って
見えない決まりがたくさんあります。
それを映像制作会社に所属した経験なしで覚えることはほぼ不可能と言えます。
動画制作は誰でもできますが、映像制作は誰でもはできません。