https://youtu.be/ewiO8pBcfX4
この日は雨が降ったり止んだりと、
よくわからない天気です。
たまには河川敷を外れてみようかと、
堤防外に広がる田んぼの周辺をうろうろしていました。
すると、田んぼの畦道からキジが現れます。
今まで散々河川敷を探し回って見つからなかったのに…
気にしていない時ほど姿を表すものですね。
いつもなら相手が先に気づいてすぐ逃げられてしまうのですが、
今回はどうやら私のことに気づいていません。
こんな事は奇跡としかいいようがありません。
興奮で震える手を抑えながら、10分から20分でしょうか…
逃げないキジを草影からずっと撮影していました。
キジは利口ではないのでしょう。
どんどん私に近づいて来ます。
最後は私の約2m程横を何食わぬ顔で通り過ぎて行きました。
トンビの巣を発見した以来の、非常に興奮した瞬間でした。
なぜ野生の動物を撮影しているとこんなに興奮するのでしょう。
自分でもよくわかりませんが、
この瞬間がもう二度と訪れないと思うからでしょうか。
野生動物を相手にすると、願ってどうにかなる訳でもないですし、
指示をだしてこっちの自由に動いてもらえる訳でもないですから。
難しいですね…。
世界で活躍されるネイチャーなビデオグラファーの方達を本当に尊敬します。
とにかく練習してもっと腕を磨いていこうと思います。