4K 九頭竜川 河川敷 トンビの親 顔をかく / 親鳥の朝食 / 雛 巣立ちの準備

鳶の巣の収録を初めてもうすぐ時期1ヶ月程たちます。
小雨が降る中、親鳥は今日もせっせと雛に餌を運びます。

普段気品のある佇まいの鳶ですが、
今日はちょっと緩んだ場面に出会いました。
周りに外敵がいないかを注意深く確認したら、
カラスの行水のようにバタバタと体を震わせていました。
体がかゆかったのでしょうか…。
その後、自分の足の爪で器用に首元をかきだしました。
猫が後ろ足で首元をかくような仕草に似ています。
睨まれるとギョッとする強面の鳶も可愛らしい一面があるんですね。

また、この日は大きな魚を食べる親鳥の様子が見れました。
フナでしょうか…。
巣から少し離れた別の木で上手に摘んでいます。
まだ箸の使い方が不器用な子供のような…
半ば散らかしているようにも見えます。
小魚は丸呑みにする鳶たち、
大きい魚は少しずつ食べます。

さて、いよいよ毛並みが立派になってきた雛たち。
末っ子はまだ親鳥が運んでくる餌に真っ先に食らいつく幼さを見せますが、
(おそらく)長男は必要以上に食べるそぶりを見せなくなりました。
末っ子を気遣うようになったのでしょうか。
しばらく見ていると、飛ぶ練習のような動きを始めます。
少し前から羽をバタバタさせる仕草は見受けられたのですが、
この日はついに枝を登り始めました。
他の枝に飛び移ったりまではしませんでしたが、
長男の様子を興味深そうに見つめる次男と末っ子。
練習中に誤って落ちないか見てるこっちが心配になります。
無事3羽とも巣立ってほしいですね。