【ドローン・墜落】ドローンの墜落後を絶たず。あわや大惨事ですよこれ。

スターウォーズにも負けじと話題にたえないものと言えば、
今年に入って良くも悪くも賑わいを見せたドローン。
おそらく2015年を一言で表すと「ドローン」でよかったと言っても過言ではない(個人的見解)
これほど急激に市場が拡大するなんて2年前には私も予想してなかった…

どうも、イマギッシュです。

先日22日、イタリアで開催されたアルペンスキーの大会中、コース上にドローンが墜落。コース上と言っても、落ちたのは滑走中の選手の真後ろ。
ほんの少しズレていたら直撃していたであろう事故の様子がGigazineに載ってました。

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見る限り大型機のドローン。
滑走スピードが最高130kmもでるアルペンスキーの途中にこんなものがぶつかったら大怪我でしょう。
頭上から降ってくるわけですから、最悪命に関わります。
今回の事故はどうやら意図的に外部からの強力な周波数によりコントロールを失ったと記載されており、
事故ではなく事件になるのでしょうが、詳細はまだ不明です。

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勝ち負けの世界ですから、妨害工作といったところなんでしょうか…。
今後、国際スキー連盟は空撮用ドローンの使用は「安全な飛行が可能になるまで」禁止にするつもり
とのことですが、果たして「安全な飛行が可能」になる日なんてくるのでしょうか。

今年に入って国内におけるドローンの事故・事件は急増。
全国ニュースで取り上げられた事故・事件だけでも

1.官邸屋上に落下事件
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2.イベント行事で墜落事故

 

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3.お城に激突事故

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この3つは福井在住かつ、映像編集マンでありながらほとんどテレビを見ない私でも聞いたことがあるほどメジャーな事故・事件。
調べていくと各県でもそこそこ大きな記事になっているドローンの事故・事件は後を絶ちません。

自転車レース中ドローン墜落、炎上

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私は2年前にドローンを所持していた事がありまして、
今は飛ばせない状態で眠っているのですが、
ドローンとしては安い分、貧弱で安定感に欠けるドローンでした。
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GoProを取り付けて公園や河川敷で飛ばして遊んだ事がありましたが、
DJIのPhantomと違い、そよ風程度でもかなり抵抗を受けて流されます。
GoProを無理に取り付けている事もあってか、はっきり言って操縦は難しかったです。
多少慣れたとはいえ、販促映像のようにスムーズなフライトはかなりの練度が必要だと思います。
ドローンが見えている範囲でならまだなんとかなっても、
見えないところ(ドローンのカメラ頼り)で操縦は神業すぎるとすら感じました。

見えている範囲でも危ない目にあう原因としては、
ドローンがコントローラーの向きと同じ向きを向いているかの判断。
前に進んでほしいのにバックしてしまったり左右が逆だったり…。

いやそれは下手すぎると思うだろうが、これは最初にかならずヤキモキする登竜門。
画像の通り、前にカメラが付いているので一目瞭然なのですが、
空高く上がると案外ミスが目立つ…。あれ?どっちが前だったっけ?と。

また、自分が立っている場所とドローンの位置では同じ風は吹いていないこと。
ドライバーの方は経験した事があると思いますが、トラックの横を走る、もしくはすれ違う時、
若干の風圧を感じますよね。
ドローンには自分の感覚器官が連動しているわけではないので、
自分の体だとそんなの当たり前だと思っている事が気付けないので、
ドローンが飛んでいる位置の風向きが変わっていても誤った操作をしてしまい、事故につながる事も…。
ドローンを飛ばす際はドローンの写す映像だけが頼りとなります。

なので、視界外の操作が神業と私が言うのは、
目に見えない遠くの風の動きをよみ、まさかの鳥の襲撃も考え、360度あらゆる角度の障害物を把握しつつ、
かつ被写体を正確に撮影する…。そんなニュータイプでもないと無理なんじゃないだろうか!

ところが、海外?だとこんな面白そうなゲームも盛んらしく、

https://www.youtube.com/watch?v=GdpQeU0XpLk

https://www.youtube.com/watch?v=piKbeS3AwnM

こんなの見るとやっぱりやってみたくなりますよねぇ…。

国内だとここまで大胆に公園でレースするには申請だとかイベントをやる勢いじゃないと難しいでしょうね。
練習なんてどこですりゃいいのやら…
2つ目の屋内のものを見るとまるでミニ四駆を思い出しました。
コースの規定等はよくわかりませんが、一定のルールと場所があれば楽しいゲームができていいですね!

事故・事件が後を絶たなかった2015年、
まるで車の歴史を紐解く交通戦争状態とでも言いましょうか。
昭和30年代、経済発展が急速に進む中、交通事故死亡事故も急増したことがあったそうな。
当時、信号機の設置や規制・取締りもまだまだ未発達。車の性能もさることながら、
車の運転が当たり前でない時代だからこそ、まるで戦争状態とまで言われるほど事故が起きてしまったのでしょう。

アメリカでは21日より登録義務が正式にスタートしていますし、
まずそこからですよね。

免許制・登録制にして持ち主を把握。
教習や訓練による安全な操縦を一般化。
安全に飛行できるルールと仕組みづくり(車でいう車道や高速道路、信号機や標識等)

我々の生活を豊かにできる便利なツールであることは間違いないので、
技術面のさらなる進歩と扱う人はモラルやルールを守った運用を心がけていきたいですね!

イマギッシュより