【edelkrone・スライダー】ポッケに入りそうで入らないスライダーはすごく使い勝手がいい!

タイトルにはまるで不便みたいに書きましたが、

そもそもポッケに入るサイズでスライダーとして機能するのか!?

どうも、イマギッシュです。

本日は私の大好きなスライダーの件です。

IMG_4052

 

 

 

 

 

 

 

 

私は一眼ムービーの撮影を行う際、

スライダーという左右にすい〜っとカメラをスライドさせる特殊機材(以後、特機)を使います。
映画ではクレーンだとかレールを組んでシャーっと撮影するのですが、
これらの特機は大掛かりなものがほとんどで、
スタッフが何人もいて時間をかけてしっかり組み上げて動かすものがほとんどでした。
ワンマンオペレーションでそんなことは手間も時間もかかってしまうわけで、
10年前ではそんな機材をワンオペで使うなんて正気の沙汰じゃないことでした。

しかし、近年特機が安価でお求め安くなりまして、
「どんっ!」「かちゃ!」「スイーッ」と撮影できてしまうお手軽機材がどんどん出ています。
その一つがスライダーです!

スライダーにもいろんな種類がありまして、
私が使用しているのはKONOVAのK3 60cm。
比較的安くて丈夫な作りになっておりまして、
初めての方でも安心してお使いいただける商品でございます。

ところがですね、
このスライダーも大きさと重量によっては
移動して三脚に乗せて水平とってよっしゃいくでー
までにそこそこ時間を使ってしまう事がしばしばで、
ブライダルのエンディング制作ではこの短い時間すら命取りな刹那。
加えて三脚を配置できるスペースの限界もネックになってしまう為、
ここぞって時や前もってスタンバイさせておかなければ都合よく撮影できないわけです。
2人体制ならまだしも、1人の時は相当しんどくて周囲への気配りも散漫になりがちです。

そこで私は前々から一脚に乗せれるコンパクトなスライダーはないものかと検討していたのですが、
edelkroneさんでついに手頃なスライダーを手に入れることができたのです。
それがこちら。

edelkrone Slider ONE

IMG_4042

 

 

 

 

 

 

 

 

ザッツ グレイト!
めっさコンパクトですやん!

IMG_4064

 

 

 

 

 

 

 

 

実にコンパクトですね!

IMG_4043

 

 

 

 

 

 

 

 

右側にロックダイヤル。時計回りで台座をしっかり固定できます。

IMG_4045

 

 

 

 

 

 

 

 

左側はスライド加減を調整できます。
で、こいつを強引ではありますが、一脚(Manfrotto MVM500A)に装備すると

IMG_4060

 

 

 

 

 

 

 

 

ええ天気やーってことになります。
ただ、実は強引さ故にこのヘッドではまっすぐドッキングできません。

IMG_4067

 

 

 

 

 

 

 

 

右斜め45度になります…、うーん…なんだこれ。
このままでは華麗なスライディングができないぞ!
じゃーどうすんのって…こうするんですよ!

IMG_4069

 

 

 

 

 

 

 

 

よし!これでまっすぐになった…とりあえずは!
残念ながらこのヘッドではパン駆動できないので
緩めて正面を向かせるしかできません!
当然、この状態はヘッドがグラグラです。
グラグラと言っても、とりあえず落ち着いてはいるので、
スライディングさせる時に左右にヘッドが回転しないようにだけ気をつければなんとかなります(笑)

それは嫌だ!って方はヘッドチェンジ!
IMG_4046

 

 

 

 

 

 

 

 

どうでっしゃろ…このレベルのヘッドなら自由自在!

IMG_4048

 

 

 

 

 

 

 

 

察しはつくと思いますが、
もちろん重くなるので不安定になります。
このヘッドでスライディングさせると端っこに行くとバランスを保つのに結構な神経を使います。
これでは本末転倒…。
どっちを犠牲にするかはお任せします!
私は試した結果、元のヘッドに戻しました(苦笑)

もしくは別のヘッドやもっと簡易的なマウントでもいいと思います!(むしろその方が軽くていいのでは?

さて、じゃーどーなったの?って話がこちら。

IMG_4072

 

 

 

 

 

 

 

うわー、なんだか哀愁漂う背中…

そもそも一脚にスライダーを乗せるという暴挙なので
どっちにしても安定感のあるスライディングはそこまで期待しないでください。
「いつでもどこでもすぐスライダー」ってことを重視しました!
でもさー、これじゃダメだろ…と思ったあなた!
実はそーでもないですよ?
テスト動画がこちら。

 

3回やれば1回は納得のカットが撮れると思います!
ちなみにテスト動画は
本体がcanon 70D
レンズが24-105 F4L
正直なところ、
やってみるまではここまでスライダーの長さを感じれるとは思ってませんでした。
なので、常備させて何度かトライしつついいカットだけ活かせば十分いい武器になるかと。

さらに、ヘッドがぐにゃぐにゃだった故、前後の動きも簡易的ながらすぐ撮影できます。

 

ということで、前後の動きは慣れないせいか不安定さ倍増でした。
ベストを狙うのはもちろん三脚で構えたいところではありますが、
様々な制限がある現場ではこのコンパクトスライダーが威力を見せつけてくれる場面があると思います。
なんと言ってもこいつの一番の魅力は
一脚に乗せれるので、高さもすぐ変えれること!

三脚に乗せても高さの調整で毎回ストレスを感じていたので、
やっぱもう少し高く…って時の即効性は病みつきです。
あの、「後何mmか…」って時のもどかしさ…ありますよね!?
先日の撮影ではとても気持ちの良い撮影をさせてもらうことができました!
edelkroneさん、次はクイックシューを検討してますんでよろしく!

本日はα7s2の話をしようかと思ったのですが、
まさかの到着日が前倒しされた結果、
急遽スライダーの話に変更しました!
次回こそ、α7s2のレンタルしたよ話を…
ご期待ください!

イマギッシュより